全国からの「赤ちゃんがほしい」という切実な願いに寄り添いながら、お客さまのご要望にお応えし、改良を重ねております。 『一陽館薬局』では、妊活を取り巻く社会環境の変化にも柔軟に対応し、有用性を追求してまいりました。 お一人おひとりとの個別カウンセリングから生まれた声が、製品づくりに根付いています。
2000年代は、社会的にも「不妊症」が注目されるようになり、ART治療※(治療周期数)は、2000年頃の16万件程度から、その後 2015年までに50万件へと急増しました。
漢方に対する体質改善のご要望が多くなりましたが、従来の漢方処方では限界もありました。 子だくさんの時代には見られなかった現代特有の「妊娠しづらさ」を解決することが必要になったのです。 女性のライフスタイルの変化や社会環境の影響などから「根深い瘀血」や「慢性的な疲労」による妊娠力の低下という課題を解決するために現代人のための「新しい漢方」=桃福宝を開発した理由はここにあります。
桃福宝の進化
2011年10月
桃福宝 「赤珠」「 黒珠」 発売
桃福宝の開発には、一陽館薬局の1000例以上に及ぶ症例を丁寧に検証し、実症例ベースで独自の効果判定を行なってきました。
科学的な裏付けとして、伝承医学の漢方診断術のひとつである医療気功を取り入れて綿密な処方調整を積み重ねた結果、一陽館薬局での相談症例で70%程度の精度をもって、不妊状態を妊娠可能ラインまで引き上げる配合バランスの開発に至りました。
2014年7月
中国生産から国内生産への移行と処方リニューアル
桃福宝発売からの5年間で日本のART治療は50万件へと倍増し世界で最多の体外受精が行われる国になりました。
ホルモン治療の弊害として、漢方でとらえる「瘀血」と「腎虚」によって、着床や採卵が困難な声が目立つようになりました。
赤珠においては、より良い着床環境を望まれる声にお応えし、より純度の高いEPAを配合するとともに配合量の増量をめざし、従来の錠剤から軟カプセル剤に変更することで、「瘀血」への有用性を高める調整をおこないました。
黒珠においては、ホルモン療法によって「陰虚」傾向が強まり、卵子の発育不良、基礎体温高値などの例が見受けられるようになったため、補陰を強化し陽気を調整する配合に進化を遂げました。
2017年4月
桃福宝 碧珠 発売
不妊治療の長期化により、卵子の質、子宮内膜が薄い、自力で生理が来ない、AMH低値、FSH高値などホルモン治療による腎精消耗と年齢の影響を課題とされる声にお応えするために、より深刻化した「肝虚」を補うことをめざし、補陰補血作用の高い大和当帰を配合し製品化に至りました。
2018年8月
黒珠 リニューアル
長期のホルモン治療と卵巣機能の消耗が深刻化し、卵子の質やAMH低値などホルモン分泌や卵子の獲得が難しい腎虚に対する有用性向上のためのさらなる配合調整をおこないました。
2018年12月
赤珠 リニューアル
不妊治療の長期化と対象年齢の高まりから、深刻な瘀血への対応が求められるようになり、EPAの国産原料への移行と配合量を増やすことで有用性強化をはかりました。
2020年10月
碧珠 リニューアル
卵巣機能低下、AMH低下に加えて時間制限、年齢制限という難易度の高いご要望にもお応えするために、イズイエキスの配合に成功し、妊娠のための根幹となる「肝血」「腎陰」を強化し有用性を高めました。
2024年8月
赤珠 小粒へリニューアル
配合成分の性質上、軟カプセル剤での仕様が必要となり、黒珠や碧珠の丸剤に比べ粒が大きめであったため、かねてより飲みやすさの点が課題とされていましたが、「粒の大きさ」を旧来品の約1/2に小型化することが出来、利便性を高めることに成功しました。
卵子や精子を体外に取り出し、体外で受精させる技術をART(生殖補助医療技術、Assisted Reproductive Technology)と言います。
1)体外受精(IVF)、2)顕微授精法(ICSI)、3)胚移植(ET)、4)ヒト卵子・胚の凍結保存ならびに凍結胚移植等の技術に対する総称です。