漢方で妊娠が維持できる体づくり
- 43才
- 東京都
治療経歴=なし
漢方服用で妊娠
妊娠時の治療内容=漢方のみ
患者様について
不妊歴2年。
第二子希望。自然妊娠を希望され、日常の体調管理も含めて漢方薬を活用したいとのご相談です。
不妊治療歴 | なし |
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治療内容 | |
婦人科系の症状 | 経血に塊あり、子宮筋腫、子宮内膜症、流産2回、卵巣機能が低い |
男性の状況 | |
体調 | 女性:疲れやすい、風邪をひきやすい、めまい、息切れ、冷え性(足)、頭痛、肩こり、午前中つらい、午後から夕方つらい、耳鳴り、爪が割れる、イライラしやすい、落ち込みやすい、ストレスが多い、鼻炎 |
漢方治療について
妊娠されても初期流産が続く背景のひとつに、日常から体調が不安定な様子が挙げられます。基礎体力が不足しているうえに、体質的に瘀血(血行不良)がみられ、妊娠維持が難しい環境であると考えられます。
生殖力の要である「腎」を養うために黒珠を、しっかりと瘀血にアプローチするために、調合タイプの漢方薬を3種類、また、健康状態の改善に保健薬2種類を用いることにしました。
服用したもの | 女性:桃福宝 黒珠、漢方薬調合3種類、そのほか2種類 |
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漢方服用後の経過
<2ヶ月目>
夏バテをせずに過ごしています。
生理前には、体が重だるく頭痛や風邪で体調を崩しますが、漢方を始めてから元気になりました。
<4ヶ月目>
季節の変わり目で、鼻炎がひどくなっています。
基礎体温が安定し、経血がサラサラになって、血塊もなくなりました。
漢方薬は気温変化などへの対応力と鼻炎対策を強化した処方構成にします。
<6ヶ月目>
足先の冷えを感じますが、これまでの冬場に比べるとずいぶん楽です。
年末年始は忙しく、生活が不規則になり何度か風邪をひきかけましたが、漢方常備薬でひどくなることはありませんでした。
<11ヶ月目>
基礎体温も良好、体調も安定しており、あと数ヶ月様子を見ながら妊娠に至らない場合には、婦人科系病症の確認や卵管造影検査など、積極的な自然妊娠へのアプローチをご案内します。
<14ヶ月目>
自然妊娠が確認されました。
妊娠までの漢方服用期間 | 14ヶ月 |
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妊娠時にしていた治療内容 | 漢方のみ |
その他(備考・特記事項など)
流産への不安から、出産まで漢方薬を継続されましたが、お元気になって迎えられた妊娠だったこともあってか、今回の妊娠中の経過はとても順調でした。