子宮の血行不良を漢方で改善
- 38才
- 愛媛県
治療経歴=タイミング療法、人工授精、体外受精
漢方服用で妊娠
妊娠時の治療内容=漢方のみ
患者様について
不妊歴12年。
婦人科系病症の治療から、不妊専門病院、漢方薬局など様々な治療経験と年月を経て、一陽館薬局へご相談いただくことになりました。
不妊治療歴 |
約3年 |
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治療内容 |
タイミング療法、人工授精3回、体外受精1回 |
婦人科系の症状 | 子宮内膜症、子宮腺筋症、高プロラクチン血症、流産、生理周期22日~28日 |
体調 |
女性:疲れやすい、風邪をひきやすい、花粉症、手足の冷え、肩こり、腰痛、痔、不眠傾向、便秘、頻尿、夜間尿、のぼせ、首のこり、口の渇き、ストレスを感じやすい |
漢方治療について
医学的な不妊原因や婦人科的な病症を治療しても、再発したり、妊娠の実現につながらないという場合があります。
このケースでは、体質的な「瘀血」が子宮の血行不良を招き、病気のもととなっていると考えられますので、西洋医学的な治療と並行して、根本的な体質改善を進めていくことが、妊娠に向けての体づくりに向けても必要だと考えられます。
また、長期間の不妊状態と治療によるストレスが強く、精神的なダメージが大きく、体と心の両面からのケアが大切です。
服用したもの | 女性:漢方薬調合3種類 |
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漢方服用後の経過
<2ヶ月目>
生理周期24日が2周期続き、排卵日は11日目頃と早めの傾向が続いています。
花粉症がひどく、体調が良くない状態で、月経初日の体温が下がりきらない、喉の渇き、便秘など、体が渇き、熱がこもりやすいバランスに傾いています。
潤い保持を高める漢方薬が必要です。
<6ヶ月目>
心身ともに安定しているので、より効果的な妊娠を目ざして卵管造影検査を受けました。
卵管は左右とも通っていましたが、プロラクチン値はめとのことでした。
漢方では、高プロラクチン対策と着床環境の改善に集中していきます。
<9ヶ月目>
卵管造影を受けてから、より強く妊娠を意識し過ぎて緊張しています。
妊娠できるはずという思いと、できなかったらどうしよう、という不安があり、精神的にしんどい状況が続きました。
<12ヶ月目>
自然妊娠が確認されました。
妊娠までの漢方服用期間 |
12ヶ月 |
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妊娠時にしていた治療内容 | 漢方のみ |
その他(備考・特記事項など)
妊娠中も初期から出血が続き、安静に過ごしながら、漢方薬も慎重な調整が続きました。
精神的にも緊張感はさらに増大しましたが、ご主人様の万全のサポートによって、ご夫婦が心底から支え合って無事に出産を迎えられました。