胚は良好なのに、着床しない
- 36才
- 福井県
治療経歴=タイミング療法、人工授精、体外受精、顕微授精
漢方服用で妊娠
妊娠時の治療内容=漢方と顕微授精
患者様について
不妊歴3年6ヶ月。第一子希望。次回の体外受精に向けて体調を整えたいとのご相談です。
採卵は、数・質ともに良好で着床しない理由がわからない、と病院では言われています。
不妊治療歴 | 3年 |
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治療内容 | タイミング療法6ヶ月、人工授精5回、体外受精2回、顕微授精2回 |
婦人科系の症状 | 生理痛、高プロラクチン血症 |
男性の状況 | 医学的所見なし |
体調 | 女性:めまい、冷え性(足・腰)、肩こり、腰痛、低血圧。 男性:医学的所見なし。 |
漢方治療について
ホルモン剤や排卵誘発剤などの薬を使用して、良い状態をつくることと、体の働き自体が妊娠を迎える状態であることとは、不妊治療と漢方を併用される際の両輪のようなもので、それぞれの特性を生かして目的地に到達することをめざします。
服用したもの | 女性:桃福宝赤珠・黒珠 |
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漢方服用後の経過
<4ヶ月目>
採卵しました。8個採取し、胚盤胞で4個を凍結しました。
<6ヶ月目>
胚盤胞1個を移植し、判定は弱い陽性でしたが、心拍確認には至りませんでした。
<12ヶ月目>
スケジュールの都合で、今回初めて完全自然周期での移植となりました。
妊娠が確認されました。
妊娠までの漢方服用期間 | 12ヶ月 |
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妊娠時にしていた治療内容 | 漢方と顕微授精 |
その他(備考・特記事項など)
不妊治療クリニックから漢方薬を出される場合も見受けられます。重複や飲み合わせにつきましては、一陽館で確認することもできます。
治療方針は医師の指示にしたがっていただきながら、治療を支える体調面は私どもでご相談いただくなど、メリットをうまく生かして成果を上げていただくとスムーズであると考えられます。