漢方は、時間がかかるといわれることがありますが、下のグラフのとおり、一般的な不妊治療が平均25カ月であるのに対し、『一陽館薬局』では平均10カ月と意外と効率的なのです。
子宝相談をご利用いただいている方のほうが、早めに妊娠される傾向にあります。
※1 全国平均のデータは株式会社バズラボによる、不妊治療により妊娠した26 ~ 46 歳女性へのインターネット調査(回答数926)
※2 一陽館薬局のデータは、2019 年6月末までに漢方薬を4カ月以上継続して服用し妊娠された方(直近より100 例)を集計したものです。
原子卵胞が発育し排卵するまで
卵子は、袋に包まれた原始卵胞と呼ばれる状態で、卵巣内に保管されています。
順次、複数の原子卵胞が目覚め、排卵を目指して成長を開始しますが、成熟した卵胞から卵子が排卵されるまでには、7カ月以上の月日がかかっているのです。
生理痛と妊娠までにかかる期間
~『一陽館薬局』で漢方を服用されたお客さまについて~
生理痛は、漢方では「瘀血」(おけつ/血流の滞り)の指標のひとつとして、子宮環境を整えるうえで大切なサインと考えています。
実際に、生理痛の有無によって妊娠までの期間にどれくらいの差があるのかを調べてみました。
対象
妊娠された方※の中から、生理痛の程度※により各直近から30名
- 【ひどい】痛み止め1回以上服用
- 【「なし」または「軽い」】痛み止め服用なし
※最終的に出産にいたっています。
※カウンセリング時の聴き取りより
結果
- 「ひどい」生理痛グループ
平均年齢 38.2歳 - 「なし」または「軽い」生理痛グループ
平均年齢 38.9歳
■妊娠までの期間
「ひどい」
「なし」または「軽い」
■流産経験者の割合
「ひどい」
漢方前15名、漢方後12名 ※重複あり
「なし」または「軽い」
漢方前5名、漢方後2名 ※重複あり
考察
・生理痛が【「ひどい」グループ】では、妊娠までにかかった期間も長く、その7割に流産の経験がありました。さらに、漢方服用後に妊娠した場合でも、4割が流産を経て、最終的に出産に至っています。
・生理痛が【「ひどい」グループ】のほうが、妊娠までに長くかかることから、生理痛の度合いと子宮や骨盤内の瘀血の根深さはある程度相関しているといえます。
・今回の調査では、【「ひどい」グループ】のほうが平均年齢が38.2歳と、【「なし」または「軽い」グループ】の平均年齢38.9歳よりも、わずかに若い集団であったにもかかわらず、若いはずの【「ひどい」グループ】のほうが漢方服用前の流産経験数が多いだけでなく、体質改善によって妊娠された場合にも流産しやすい傾向にあることがわかります。
・流産経験数についても、漢方服用前、服用後のいずれも【「ひどい」グループ】で多く、また【「ひどい」グループ】、【「なし」または「軽い」グループ】ともに、漢方服用前に比べて漢方服用後に流産数が改善していることから、生理痛の原因と考えられる瘀血は、妊娠維持にも影響しているといえます。
・漢方による「体づくり」にかかる期間の1つの目安として、「生理痛の有無」は参考になると考えられます(もちろん、他の体質的要因、年齢、既往などを総合的に検討することは必要です)。
結論
生理痛がひどい方は、「瘀血」を解消し、子宮環境を整えるためにも、早めに漢方による体質改善に取り組まれることが、妊娠への近道と考えます。
流産予防の観点からも、不妊治療の効果を出やすくするという観点からも、生理痛をいつものことだからとあきらめてしまわずに、『一陽館薬局』にご相談ください。
『一陽館』での1カ月の予算
『一陽館』は、西洋医学の「対症療法」ではなく、体質そのものを改善する「原因療法」を目指しています。
これは、治療の成果が出やすい「妊娠しやすい体」を取り戻す費用なのです。
※期間:2012年1月~2018年12月
条件:妊娠のご連絡をいただいた方のみ。不妊治療併用の方を含む。